居間とキッチンの壁を取り払ったら

昔の家は、廊下が真ん中に通っていて、その両側に部屋が続いていることが多い気がします。私の実家が正にそうです。玄関から家の納屋まで真っすぐ見えるつくりです。玄関を上がると左側にトイレ、反対側は客間になっています。この部屋だけが洋間です。後は、仏間、客間、居間があり、客間は中庭に面しているので、廊下を隔てて中庭の反対側がキッチン、その奥にお風呂があります。リフォーム前は、すべての部屋は孤立していて、別の部屋へ行くのに、一度、必ず廊下へ出なければなりませんでした。

客間や仏間は別にしても、居間とキッチンが繋がっていないのは、とても不便でした。そこで、居間とキッチンをつなげることにしました。居間とキッチンの間には、押し入れがありました。私が実家にいたときは、ものも多くあり、収納も必要でしたが、両親だけになってからは、収納はそれほど必要でなくなりました。それで、居間の押し入れを除き、居間とキッチンをつなげました。

リタイアした父はよく居間で夕方、時代劇を見ているのですが、母がキッチンで夕食を作っているとき、会話が出来るようになりました。私も実家に帰ったときには、父や母と話しながら、居間でパソコンを使って作業しています。孫が訪ねてきても、広々としています。居間で食事をすることになっても、料理や飲み物を運ぶのも楽になりました。

また、キッチンから居間への移動の際、戸の開閉がないので、温度差がありません。温度差のある廊下に出る必要もありません。温度差を度々感じることは、体には良くないとされています。

一番嬉しいのは母なのではないかと思います。孫が遊びに来たとき、母がキッチンへ立っても、居間にいる孫と父と一緒の会話に混ざれるからです。

物理的なことだけではなく、健康にも気持ちにも良いリフォームになったと思っています。